節分だけじゃない!2月3日は「乳酸菌の日」
2月3日といえば「節分」―――。日本に住んでいる方ならそう答えると思いますが、実は節分だけでなく「乳酸菌の日」でもあるんです。
この「乳酸菌の日」は、カネハツと同じ愛知県名古屋市に本社を置き、乳酸菌飲料などの飲料・調味食品・保存食品の製造・販売を行うカゴメ株式会社が制定したものです。
日付は「に(2)ゅうさん(3)」(乳酸)と読む語呂合わせで、一年の中のシンボル的な日として2月3日となりました。また、毎月23日も「乳酸菌の日」としており、スーパーマーケットなどの店頭での販売促進を通年で行うために同じ語呂合わせで制定されました。
数年前からテレビなどのメディアでも取り上げられている「乳酸菌」。名前は知っているし健康に良いとは言われているけど、実は何がいいのか詳しく知らない・・・という方も多いはず。
そこで今回は、「乳酸菌」についてご紹介させていただきます。
そもそも乳酸菌って何?
乳酸菌は、微生物に属する最近の一種であり、炭水化物(糖類など)を発酵することによりエネルギーを獲得して多量の乳酸を生成する一群の細菌の総称です。量の多少を問題にしなければ、乳酸を生成する細菌はたくさん存在しますが、乳酸菌は通常、消費した糖類から50%以上の割合で乳酸を生成する細菌と定義されています。
また、乳酸菌という用語は、ある一種類の細菌を指すわけではなく、現在までに250種以上の種が正式に認められています。
乳酸菌は何からできている?
乳酸菌と聞くと、チーズやヨーグルトのような「乳製品」を思い浮かべる方も多いと思います。しかし実は、乳酸菌には主に乳製品などを作る“動物性乳酸菌”だけでなく、野菜や豆などを発酵させる“植物性乳酸菌”もあります。
簡単にいうと、ミルクなどの動物性のものを発酵させるのが動物性乳酸菌で、野菜や豆など植物性のものを発酵させるものが植物性乳酸菌となります。動物性乳酸菌は、栄養分が豊富な環境ですくすくと育つものが多いのに対し、植物性乳酸菌は、塩分や酸分が高い過酷な環境で育つため生き抜く力が強い菌が多いと言われております。
乳酸菌は古来から日本の食卓にあった!
あまりなじみのないと思われている「植物性乳酸菌」ですが、実は古くから日本で食べられている味噌や納豆、漬物などは植物性乳酸菌の発酵によって作られています。お正月に飲むことの多い「甘酒」も米を発酵させたものです。
私たちが知らないだけで、日々口にしている「和食」は植物性乳酸菌によって支えられており、日本人と相性が良いともいわれております。
乳酸菌はおなかの調子を整えてくれる
善玉菌の代表として挙げられる乳酸菌。乳酸菌は主に象徴に住みつき、炭水化物などの糖を消費して、主に乳酸を作ります。乳酸菌の種類は多種多様で、腸内にすむ細菌のバランスを整えることにより、健康に役立っています。
作り出された乳酸には、悪玉菌の増殖を抑制したり、腸の運動を正常にして軟便や便秘などを改善させる整腸作用があるといわれています。
乳酸菌は由来によって、特徴が異なります。本記事内でも紹介しましたが、動物由来や植物由来などさまざまな種類がありますが、特にヒト由来の乳酸菌は人の腸にすんでいるのと同じ種類なので、人との相性が良いのが特長です
乳酸菌を効果的に摂るために大切なのは「タイミング」と「エサ」
乳酸菌は生菌(生きた菌)で、胃酸には強くありません。ですので、できるだけ生きたまま小腸・大腸まで届けて腸内細菌を増やすためには、胃酸の分泌の多い時間は避けることをおすすめします。
食前・食中は胃酸の分泌が盛んなため、食後食べ物で胃酸が薄まり、胃酸の分泌量が減ってきた頃が良いタイミングです。
乳酸菌は熱にも弱いため、60℃以上になると死んでしまう菌も多いようです。冷蔵、冷凍には強いですが、調理などで加熱しない方が良いでしょう。しかし、死菌(死んだ菌)に効果がないわけではありません。死菌は腸内細菌のエサになり、活発化させるため、生菌・死菌を意識せず摂った方が良いです。なお、加工品に入っている乳酸菌のほとんどが死菌です。
どの乳酸菌でも、およそ48時間で体外に排出されて1度摂っただけでは腸内に棲みつかないため、継続して摂る必要があります。可能な限り、毎日続けて摂ると効果が出やすいでしょう。
また、乳酸菌(善玉菌)は、エサになるものと合わせて摂ることで、より効果が期待できるといわれています。善玉菌のエサになるものの代表は、食物繊維やオリゴ糖で、腸内で菌数を増やす助けになるといわれています。食物繊維には水に溶ける「水溶性」のものと水に溶けない「不溶性」のものがありますが、どちらも便秘改善など腸にうれしい効果が期待できます。善玉菌の増殖に特に効果的なのは「水溶性」の食物繊維となります。
<水溶性植物繊維を多く含む食品> 野菜類(ごぼう、にんじん、芽キャベツ、おくら、ブロッコリー、ほうれん草) 豆類(納豆) いも類(さといも、こんにゃく) 海藻・きのこ類 果物 |
<オリゴ糖を多く含む食品> 野菜類(玉ねぎ、ごぼう、ねぎ、にんにく、アスパラガス) 果物(バナナ) 豆類(大豆) |
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植物由来の乳酸菌を100億個配合した蒸し豆です。そのままでもお料理に混ぜてもOK!北海道産大豆・ひよこ豆・いんげん豆・青えんどう豆の4種類の豆を使用。
4種のお豆が食卓を彩ります。
健康を維持するためには、毎日の食生活が重要となります。
乳酸菌は毎日の食生活に取り入れることにより、少しずつ効果を発揮するといわれているので、毎日コツコツと食べ続けていきましょう。
<参考>
カゴメ株式会社「植物性乳酸菌ラブレ」:https://www.kagome.co.jp/labre/
ビオフェルミン製薬「腸内フローラを整える整腸剤とは?」:https://www.biofermin.co.jp/nyusankin/chonaiflora/antiflatulent/
アスレシピ「いつ、どれくらい?生きたままがいいの?乳酸菌の効果的な摂り方」:https://athleterecipe.com/column/21/articles/201810220000531
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