毎朝、朝食を食べていますか?
そろそろ秋の訪れを感じる今日この頃。9月に入って新学期が始まり、夏とは違った生活を送っているかと思います。
秋と言えば「食欲の秋」ですが、皆さんは毎日朝食を食べていますか?
朝はバタバタしていて忙しいと思いますが、朝食を抜いたりしていませんか?
食事を抜く習慣がついてしまうと体に良くないことが起きてきます。今回は、3食ある中の”朝食”にスポットを当てていきたいと思います。
朝食の摂食状況
まず最初に、毎日朝食を食べている人はどのくらいいるのでしょうか。
アサヒグループホールディングスが実施した朝食の摂取状況についてのアンケートより、「ほぼ毎日食べている」と回答した人は81.7%。さらに「ときどき食べている」という声も9.5%を数え、全体の9割以上の人々が「朝食」を摂っていることが明らかになりました。
では、年代別ではいかがでしょうか。
「ほぼ毎日食べている」という声は20代、30代では70%前後に留まったものの、40代で81.0%、50代で86.8%と徐々に増加。さらに70代以上ではピークの96.9%に達し、年代と共に朝食をしっかりと摂っていることがうかがえます。
朝食を摂らない理由は「時間がない」「お腹が空いていない」
その一方、「(朝食を)ほとんど食べない」という声も全体8.8%。また若い20代で14.0%、30代で11.4%を占めました。なぜ、朝食を食べないのでしょうか。
最も回答が多かったのは「時間がない(食べている余裕がない)」(37.1%)でした。
次に2位は「お腹が空いていない」(35.7%)。その他は下記の表に示します。
朝食は「1日をスタートするスイッチ」
私たちの脳は「ブドウ糖」をエネルギー源として使用しています。
朝起きたときに頭がぼんやりしてしまうのは、寝ている間にブドウ糖が使われて不足してしまうからです。
朝食を食べないと、午前中、身体は動いても頭はぼんやりしてしまいがちです。朝食で脳のエネルギー源の「ブドウ糖」をしっかり補給し、脳と体をしっかり目覚めさせるようにしましょう。
ごはんやパンなどの主食には脳のエネルギー源になる「ブドウ糖」が多く含まれているので、朝食を食べることにより、勉強や仕事に集中できます。
朝食は1日をいきいきと活発に過ごすための大切なスイッチになります。毎朝ちゃんとスイッチを入れましょう。
「体内リズム」と「生活リズム」でリズムよく!
人間の身体には”体内時計”と呼ばれるものがあるのを知っていますか?
”体内時計”は、一日単位で睡眠や体温、血圧やホルモン分泌などの変化を司っている大切な機能です。
人間が健康に過ごすために欠かせない”体内時計”は、光と関係があり、太陽が昇っている間は活動的に、沈んだら休みなさい、と働きかけています。
これを「体内リズム」と言います。
「体内リズム」が自分の「生活リズム」とずれてしまうと、身体にとってはとても大きなストレスになります。ズレることによって身体と心のバランスが保てなくなると、しっかり活動することができなくなってしまったり、感情が不安定になってしまうこともあります。
「体内リズム」と「生活リズム」のズレをなくすには、まず朝食をしっかり摂ることがとても大切です。
朝食を食べるためには、前日の夕食を食べるの時間も大切です。夕食の時間が遅いと朝寝坊してしまって時間がない、朝おなかが空いてなくて朝食を食べられないなどの悪いリズムができてしまうことに繋がります。
ですから、身体にとって、そして心にとって、快適なリズムを子どものうちにしっかり身体で覚えていくことが大事です。
そのためにも、毎朝しっかりたべる「癖(くせ)」をつけるようにしましょう。
まとめ
朝食の摂取状況、朝食を食べることの利点を説明させていただきました。
朝食を食べることは一日の活力を生み出す、生活のリズムを作り出す大切な行為です。
食べない人も一度、機会をみつけて食べてみると、今後の生活に大きな力をもたらしてくれることになるかもしれません。
少しずつで良いので、朝食を食べる習慣づけをしてみてください。
【引用・参考】
アサヒグループホールディングス 第493回 朝食は食べる?食べない?:https://www.asahigroup-holdings.com/company/research/hapiken/maian/bn/201402/00493/
農林水産省 朝食が大事なワケ:http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/oneday/morning1.html
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