お盆の料理の決まりとは?
ついに今週末からお盆休みが始まります。
お盆は亡くなった方やご先祖様の霊魂が家に帰ってくることのできる、年に一回の行事。
前回の記事【みんな知ってる?「お盆」の由来や時期について】にて、「お盆」についてご紹介させていただきましたが、実はお盆の時期に食べる料理にはいくつかの決まりがあります。
お盆には、家に帰ってきたご先祖さまに「お膳」をお供えしますが、そのお膳に使える食材にはルールがあります。
お膳の他にも、お盆の間は伝統にのっとった料理をいただくご家庭もあるようです。
今回は昔ながらのお盆の伝統的な料理についてご紹介します。
「お盆」の料理には決まりがあった!?
昔は、お盆は親族で集って精進料理(しょうじんりょうり)を食べるのが一般的でした。
しかし最近では、お供えのお膳だけ精進料理を用意するというご家庭が少なくないそうです。
そもそもお盆に何を食べるのかは、宗教や地域によってかなり違いがあるので、家族の伝統や地域性に合わせたものを選んでいるようです。
伝統を重視するのであれば「精進料理」を
お供え物には、故人の好きだったものを供えるのも良いですが、伝統を重視するのであれば、精進料理をお供えしましょう。
自分たちでもお盆の間の一食は精進料理に置き換えてお召し上がりいただき、伝統を感じてみても良いと思います。
精進料理には使ってはいけない食材がいくつかあります。
例えば肉や魚。これらは、殺生を禁ずるという意味から禁止されています。
その他にも煩悩を刺激することを禁止するという理由から食べてはいけない食材もあります。
それらは、「五辛(ごしん)五葷(ごくん)」と呼ばれているものです。
「五辛」は辛味のある野菜を指し、「五葷」は臭味のある野菜を指します。にら・ねぎ・玉ねぎ・にんにく・らっきょうが、これにあたります。
また、「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」と呼ばれる形式のお膳や、「一汁五菜(いちじゅうごさい)」と呼ばれる形式のお膳が正式とされています。
一汁三菜・一汁五菜のどちらも、ご飯とお漬物を数に入れずに、汁ものが1種と、おかずを3または5種用意します。
定番のお供え
お盆のお供え物として「お団子」が一般的です。
地域などによっても異なりますが、お盆の期間中、お団子の呼び名はお供えするタイミングによって変わります。
迎え団子・お供え団子・送り団子
ご先祖様をお迎えするためにお供えするお団子を「迎え団子」と呼びます。
お迎え団子は、タレ付きの団子やあんこのお団子、なにもつけない団子などを積み上げる形にします。団子の形状や盛り方は地方によって異なります。
ご先祖様が精霊棚に滞在している期間にお供えするお団子のことを「お供え団子」と呼びます。
この呼び名や、形状や個数は地域によって異なります。
ご先祖様をお見送りするためにお供えするお団子を「送り団子」と呼びます。
一般的には、なにも付けない白いお団子をお供えしますが、団子の形状や個数は地域によって様々です。
3つのお団子をご紹介しましたが、最近ではお盆の期間中に同じものをお供えするケースも増えているそうです。
そうめん
夏の食べ物の代表のひとつでもある、そうめん。
そうめんは、お盆のお供えやお盆の料理にも最適です。昔は高価だったことから、お盆のごちそうだったともいわれています。
また、お盆を終えて帰っていくご先祖さまの霊が、精霊馬に荷物をくくる縄として使われるといわれていることもあり、そうめんをお供えします。
手軽に使える大容量のお煮しめシリーズはいかが?
日頃、意識して精進料理や五味、五色、五法を実践することは少ないと思います。
お盆はご先祖様が帰ってこられる特別な期間ですので、ご先祖さまをおもてなしするお膳はもちろん、自分たちがいただく特別なものとして、伝統的な精進料理を味わってみるのもよいのではないでしょうか。
お盆の時期は、帰省や親族の集まりなど、大量の食事が必要になります。
そんな時、家庭にストックしてあるととっても便利な商材を取り揃えておもてなししてみてはいかがでしょうか?
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お盆は亡くなった方やご先祖様の霊魂が家に帰ってくることのできる、年に一回の行事です。
この機会に、思い出話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。
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