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夏といえば、やっぱり・・・?

まめ知識
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夏に食べたい果物と言えばやっぱりスイカですよね。特に暑い日には冷えたスイカが体に染みわたりますね。
そんな夏に食べたいものの代表である「スイカ」について色々調べてみました。


スイカ(西瓜、学名:Citrullus lanatus)は、果実を食用にするために栽培されるウリ科のつる性の一年草。また、その果実の事。原産は、熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯。西瓜の漢字は中国語の西瓜(北京語:シーグア)に由来します。
日本語のスイカは「西瓜」の唐音です。
中国の西方(中央アジア)から伝来した瓜とされるためこの名称が付いたといわれています。夏に球形または楕円形の甘味を持つ果実を付けます。果実は園芸分野では果菜(野菜)とされていますが、青果市場での取り扱いや栄養学上の分類では果実的野菜に分類されます。
日本に伝わった時期は定かではありませんが、室町時代以降とされています。天正7年、ポルトガル人が長崎にカボチャとスイカの種を持ち込んだ説や、慶安年間隠元禅師が中国から種を持ち込んだ説があります。
農業全書では「西瓜ハ昔ハ日本になし。寛永の末初て其種子来り。其後やうやく諸州にひろまる。」と記されています。全国に広まったのは江戸時代の後期といわれています。

スイカ2.jpg
果実の外観は緑色の玉に深緑色の縦縞が入ったものが一般的ですが、薄緑色のものや黒に近い深緑色のものもあります。玉形の他に楕円形の品種もあり欧米では楕円形が主に流通しています。
同じウリ科の果菜類であるメロンは、主として甘く熟した果皮の部分を果肉として食べますが、スイカの果皮は内側の薄い層しか甘く熟せず、主に種子をつける胎座の部分を食用とします。果皮はキュウリを僅かに甘くしたような味だが、生のまま果皮まで食べることはほとんどありません。
日本で縦縞模様の品種が広まったのは昭和初期頃といわれ、それまでは黒色の無地で「鉄かぶと」と呼ばれていました。果肉の色は赤もしくは黄色。大玉の品種で糖度 (Brix) は11 - 13度程度。果実中心及び種子周辺の果肉の糖度が最も高いです。
野生のスイカはほとんど甘みがありませんが、水分だけは胎座部分に大量に蓄えられています。しかし、胎座部分は栽培種と異なり多くの隙間があり、現在の栽培種のようなリコピンを豊富に含んだ胎座が隙間なくある状態ではありません。
この野生種から現在の栽培種へと至る過程は、17世紀の画家 ジョバンニ・スタンキ(Giovanni Stanchi)や、 ジュゼッペ・レッコ(Giuseppe Recco)のスイカの静物画に見ることができます。また、スイカは水分の反応に敏感で、土壌の水分量が過多になると現在の栽培種でも果実の中に栄養や水分を送るための維管束の管が極端に広がり、内部が原種に近いような模様のスイカになるそうです。
スイカは元々自生地が乾燥地帯であるため、野生動物は水分を目当てにスイカの果実を摂食することになり、胎座の水分ごと種子を飲み込んで糞とともに排泄し、種子散布が行われます。
人類によるスイカの利用もこの水分を目当てに始まり、同時に脂肪とたんぱく質に富んだ種子をも食用にするようになったと考えられます。
日本の改良種のスイカにはナトリウムやたんぱく質はほとんど含まれませんが、カラハリ砂漠に自生する野生種には1.19ミリグラムのナトリウム、8.7グラムのたんぱく質が含まれます。
野生のスイカは砂漠の生活において貴重なミネラルや栄養の供給源となっています。

スイカの栄養と効能

・カリウム:利尿作用、体内の余分な塩分を排出、高血圧対策
・アルギニン:利尿作用、体内の余分な塩分を排出
・シトルリン:利尿作用、血管を広げ末端の毛細血管まで血流を良くする。
・リコピン:抗酸化作用、美肌・美白効果、アンチエイジング効果
・ビタミンC:抗酸化作用、美肌・美白効果、アンチエイジング効果
・β-カロテン:抗酸化作用、美肌・美白効果、アンチエイジング効果

塩をふると食べるスポーツドリンクに?

スイカは水分量が全体の90%と豊富な上、糖分やカリウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれています。そのため、微量の塩分をかけることで、スポーツドリンクと同じような効果が期待できるそうです。
昔から、「スイカに塩をふる」のは定番の食べ方ですが、健康的にも良い事だったんですね。

実は皮にも栄養がたっぷり!

スイカの皮には、果肉の2倍のシトルリンが含まれています。シトルリンはウリ科の植物に多く含まれていて、血流をよくしたりする効果があります。

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・皮は外側の緑色の部分を除き、適当な大きさに切って塩もみやぬか漬け、サラダにする。
・同じく緑の部分を除いて、ほかのフルーツや野菜とミキサーにかけて、ジュースやスムージにしたりする。
※こうすることで、栄養を無駄なくいただくことができますよ!

おいしいスイカの選び方と旬の時期をご紹介

「音」:叩いたときに、ボンボン、と澄んだ音が響くものは完熟している。ポンポン、と高い音がするものは未熟
「模様」:しま模様がはっきりとしているもの。さわったときに、模様に凹凸が感じられるもの
「選び方」:スイカは収穫したら追熟しないので、購入する時点で完熟したものを選び、新鮮なうちに食べるようにしましょう。
「切り方」:スイカは中心部がもっとも甘いので、食べるさいは、甘い部分が均等にいきわたるよう、放射線状にカットするといいですよ。
「食べるタイミング」:寝ている間に体の水分が不足するので、1日の活動が始まる朝に食べるのがオススメです

スイカ5.jpg

スイカは、まさに暑い夏にぴったりのフルーツです。
今年の夏は、スイカの食べ方にもひと工夫してみたいものですね。

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