みなさんは、毎日どのくらいの野菜を食べていますか?
”野菜を食べましょう”
昔から耳にタコができるほどこの言葉をよく聞いていると思いますが、皆さんは野菜を十分に食べていますか?
野菜は健康に良いと頭ではわかっていても、意識をしなければ十分な量を摂取することができません。
厚生労働省が実施している「国民健康・栄養調査」をみると、平成22年に実施した調査では、生活習慣病予防・改善のための取り組みとして「野菜をたくさん食べるようにしている」と回答した人(30歳以上)は、男性約45%・女性約60%にのぼりました。
しかし平成29年に実施した同調査での野菜類の平均摂取量をみると、成人男性で約300g、女性で約280gとなっています。
特に20~30代は野菜の摂取量が少なく、男性で約260g、女性で約230gと成人の平均よりもおよそ50g少ない量となっています。
元来、日本人は野菜や穀類、魚が中心の食生活をしていました。しかし肉や加工品を中心とした食事が普及することにより、最近では多くの日本人が野菜不足になったと言われています。
不調の原因はもしかして野菜不足?
最近、「なかなか疲れがとれない」「体が重くてすっきりしない」など、なんとなく不調に感じることはありませんか?
◆便秘・下痢など、お腹の不調
◆ニキビ、湿疹などの肌荒れ
◆イライラ・だるい・疲れやすい…長引く倦怠感
◆風邪をひきやすい、なかなか治らない
もし、これらの不調を感じることがあれば、原因は野菜不足が関係しているかもしれません。
野菜に多く含まれている栄養素といえば、ビタミンやミネラルです。
これらは健康維持に欠かせないものですが、体内で作ることができないため、食材から摂取する必要があります。
日本人の野菜不足は深刻
厚生労働省は「健康日本21」の中で、野菜の目標摂取量を”350g”と設定しています。
この量は、毎食1皿以上、1日5皿以上の野菜を食べてやっとクリアできる量です。
前述の通り、野菜の重要性を認識している人の割合はかなり高いが、実際の摂取量は基準を下回っています。
意識していても野菜不足を解消できないというのは、現代人の大きな悩みでもあります。
一人暮らしや外食で食生活が乱れている
今はもう当たり前になっていますが、ファーストフードやコンビニ弁当、インスタント食品など、昔の日本人には考えられなかった便利な時代です。
これらの食環境はとても便利ですが、その反面炭水化物や塩分の摂取過多が問題になっています。
自炊するのが一番良いとわかってはいるものの、一人暮らしだと少量作るのが億劫になったり、忙しくて手が回らなかったりするなど、ついつい外食が増えてしまうことが多く、このような食生活が当たり前になってしまいます。
これは大きな問題です。
野菜には”旬”があり、旬のものを選ぶほど栄養価が高いのですが、外食や欧米スタイルのメニューではなかなか栄養価の高いものを食べることは難しいです。
毎日サラダを食べているから大丈夫!という方もいらっしゃいますが、季節問わず同じ野菜を摂っているだけであれば、十分とは言えないと思います。
子どもの野菜嫌い
成長期の子どもがいる親御さんは、栄養バランスはやはり気になるところですよね。
「子どもが野菜嫌いなの・・・」と悩んでいる方も多いと思いますが、野菜嫌いと早々に決めつけてしまうのはもったいないかもしれません。
成長期の子どもには、旬の野菜を様々な調理方法で食べさせてみるのがとても大切です。
例えば、加熱してみたり、肉や魚と合わせたり、味付けをかえてみたり・・・。
少しの工夫をすることで、「嫌い」が「好き」に変化することもあります。
すぐに結果はでないかもしれませんが、最初から結果を求めず、まずは手軽なアレンジを試してみるところから始めると良いでしょう。
野菜不足のカンタン解消方法!
3食栄養バランスのとれた食事を目指していても、毎日続けるのはとても大変です。特に共働き世帯はなおさら。。。
仕事から帰り、時間と戦いながら子育てや家事をしている女性にとって、とりあえず食事を用意するだけで手いっぱいなときも少なくありません。
そんな方にオススメの野菜不足の解決方法をご紹介します!
時短料理の強い味方!常備菜
平日は余裕がなくて料理する時間がない方におすすめなのは、週末のつくりおきです。他の料理にも展開しやすい常備菜を作っておくと、毎日の食事の支度が格段に楽になります。
週末に野菜の常備菜を何品か用意しておけば、平日の時間のない日にそのまま副菜に出せてとても便利です。また、肉そぼろやミートソースなど、子どもも好きな料理を常備菜として用意し、その時にある野菜とあわせて食べるなどという裏ワザも◎。
最近は冷凍野菜や乾燥野菜も充実しているので、これらをいくつか常備しておくと、買い物に行く時間のないときに活用できてオススメです。
ジュースやスムージーで簡単に効率よく!
野菜を意識的に食べていても、栄養素によっては調理することで壊れてしまうこともあります。
特に構造が不安定なビタミンB群、ビタミンCなどの水溶性ビタミン、カルシウムやマグネシウムは加熱すると生で食べるよりも栄養素が減少してしまいます。
フレッシュなジュースやスムージーであれば、熱で壊れがちな栄養素も効果的に摂取することができるのでオススメです。
調理済み加工品を上手に使おう!
スーパーやコンビニで充実している「お惣菜」。
当日または次の日までに食べきらなければならないトレーの惣菜や袋タイプのロングライフ惣菜など、様々なものが販売されています。
最近はドラッグストアでも販売されているのをちらほら見かけるようになりました。
当社でも、袋タイプのロングライフ惣菜を取り扱っています。
また、ロングライフ惣菜だけでなく、味や風味を損なわず賞味期間を10日から2週間に延長された商品を作り上げました。
しかも保存料は一切使っていないため、美味しさだけでなく安心・安全にお召し上がりいただける商品となっております。
チルド包装の賞味革命!MAP包装(ガス置換包装)とは?:https://btob.kanehatsu.co.jp/article/a43
まとめ
小さい頃から言われてきた”毎日野菜を食べましょう”という言葉。
聞き飽きているかもしれませんが、自分が野菜をたくさん食べているか?もっと野菜を食べるにはどうしたらよいのか?を考え、上記に記載した方法を試してみてください。
毎日少しずつで良いので日々の野菜摂取量を増やし、健康なからだづくりを目指しましょう。
【参照・関連URL】
厚生労働省 健康日本21「栄養・食生活」(2012):https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b1.html
厚生労働省 e-ヘルスネット「野菜、食べていますか?」(2019):https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-015.html
どうして野菜を1日350g食べるのか。そもそも野菜と果物の違いとは?:https://btob.kanehatsu.co.jp/article/r723
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