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欧米で拡大中の”MAP包装”ではどんなことができるの?

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安心・安全や美味しさの追求に関する消費者ニーズの高まりと女性の社会進出や高齢化社会によるロングライフ惣菜の市場変化に対応が求められています。
そこで欧米の食肉や食肉加工品、チーズ、水産ねり製品、パンなど様々な食品に用いられているMAP(Modified Atmosphere Packaging)による新ガス置換包装技術に関してご紹介させていただきます。

現在主流な「ガスフラッシュ包装」の問題点

ロングライフ惣菜に対する市場の要求は、旨味や香り、機能性の付加、及び流通段階におけるフードロスの低減です。
食品を長持ちさせるため、製品包装の段階で不活性ガスを用いられていますが、この包装方法とガス混合成分比率の最適化がポイントといわれています。不活性ガスを用いた包装方法の現在の主流は「ガスフラッシュ包装」と呼ばれるもので、下図の通り食品を入れた容器内あるいはフィルム内にガスをノズルで封入し食品に直接吹きかける方式の工程であり、簡易であるが多くのガスを使う割に置換効率が低いというデメリットがありました。

しかし、今回ご紹介する「MAP(Modified Atmosphere Packaging/新ガス置換包装技術)」は密閉された金型容器に食品の入った容器(フィルム)を密閉、金型容器内部をポンプで真空にしてから不活性ガスに置き換える包装技術を用いています。
従来の「ガスフラッシュ包装」ではガス濃度にムラが生じてしまい、食品全体にガスの効果が十分に行き渡りにくいという課題がありましたが、この「MAP包装」は全体を不活性ガスに置換する方法なので、全体にガスの効果が行き渡り効率性も向上します。

ガスフラッシュとの違い.jpg

近年、生ハムなど一部食材でガス置換可能な深絞り包装機が既に浸透していますが、「惣菜」の分野においても不活性ガスの最適構成比率などの技術が徐々に確立し、消費者ニーズに対応したロングライフ惣菜のMAP包装化が実現し、コンビニエンスストアなどで広がりつつあります。
ロングライフ惣菜にMAP包装を活用すれば、より長期間の保全が可能となり、女性の社会進出や高齢化社会に対応した商品作りなど、現代社会のニーズに対応した商品のご提供に繋げられると考えています。

食品業界の現状と新ガス置換包装を用いた惣菜開発

食品業界において、ロングライフ惣菜の市場は2011年の東日本大震災を機に保存性や味などの評価により拡大傾向で、コンビニエンスストアのプライベートブランド展開もあり広く一般化しています。
また、消費者の多様なニーズ(地域差、男性女性差、年齢差、トレンド等)に応えた商品開発が行われることで色々な種類のメニュー商品が広がりつつあります。
現在主流な包装形態である平袋、スタンドパウチ(立てて陳列できる袋)だけでなく、消費者ニーズに対応した包装形態、商品開発が今後更に広がっていくと思われます。

食品において、外観の見た目、中身の味、品質は重要です。それはロングライフ惣菜においても同様ですが、平袋やスタンドパウチの包装形態では基本的に器に移す作業が発生してしまい、特に見た目においてはどうしても劣ってしまいます。
トレータイプの包装容器では開封しそのまま喫食することも可能であり、過度な殺菌を行わず食品の本来の味・風味を提供することが要望されると考えられます。

カネハツの挑戦と今後の商品開発の取り組み

前述の通り、高度化していく消費者ニーズに対応できる付加価値を作り上げることは重要であり、これを解決するための商品開発も当社の課題です。

そこで当社は「MAP(Modified Atmosphere Packaging)包装技術」に着目し、商品開発への取り組みの一環としてトレーシーラーの活用に挑戦しました。トレーシーラーとは99.9%のガス置換率を可能とする包装機です。
「MAP包装技術」は、パッケージ内の不活性ガス混合率と容器のガスバリア性能のバランスが重要なので、不活性ガスを目的の割合どおりに置換し密封することが可能な包装機が必要となります。
その上で、弊社は佃煮や煮豆、惣菜を製造し創業70年の歴史があることから惣菜の製造に関しては多くの知見を持っています。その知見とMAP包装技術を組み合わせることにより、今後消費者の方々の中で高まることが想定される、より安全、より美味しく、より長期保存可能、より便利になどニーズに対応した商品開発への挑戦を始めました。
これらの挑戦は、惣菜だけでなく佃煮・煮豆にも応用かつ展開していくことにより、佃煮・煮豆のイメージである”濃い味付け”から、うす味・低塩・低糖など、国が取り組んでいる「健康寿命の延伸」や「生活習慣病」に対応する商品開発など可能性を広げて取り組んで行きたいと考えています。

MAP包装技術を活用した商品の一覧はこちら

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